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ファッション・ライフスタイル

エックスシェルターの防風性能を徹底分析!イージスとの違いも

ワークマンから登場した「エックスシェルター」、すごい話題になっていますよね。特に冬のバイク乗りやキャンパーの間で注目されていますが、気になるのはやっぱり「エックスシェルターの防風性能って実際どうなの?」ってことかなと思います。

私自身、冬のアウター選びはいつも防風性を最重要視しているんですが、このシリーズ、かなり高性能らしいんですよね。ただ、ワークマンには「イージス」という絶対的な定番もあるわけで、イージスとの違いがよく分からない、という人も多いかもしれません。

それに、防風性が高くても「寒い」と感じることはないのか、逆にムレてしまわないか、あるいは「雨」の日の防水性はどうなのか、気になる点は尽きないですね。また、アウターとなると「サイズ感」も重要です。特にネットで買う場合は、試着できないからこそ失敗したくないところです。

この記事では、そんなエックスシェルターの防風性能の核心から、イージスとの違い、サイズ感の注意点まで、私が気になって調べた情報を分かりやすくまとめてみました。アウター選びで悩んでいるあなたの参考になれば嬉しいです。

  • エックスシェルターの防風性能の具体的なレベル
  • 定番のイージスシリーズとの決定的な違い
  • 「寒い」「雨」に関する実際の性能と注意点
  • 失敗しないためのサイズ感の選び方

そもそも「エックスシェルター」の防風性能は?

まずは一番気になる「防風性能」についてですね。このシリーズの名前「シェルター」という言葉からも、守ってくれる感じが伝わってきます。

結論:台風レベルの強風もOKな「シェルター」

いろいろと調べてみたんですが、エックスシェルターの防風性能は、ほぼ完璧と言ってもいいレベルみたいです。

というのも、このシリーズは防風性能を直接示す数値(CFMとか)よりも、「耐水圧」の数値がすごいんです。モデルによっては耐水圧20,000mmとか30,000mmというスペックのものがあります。

この「耐水圧」が高いということが、そのまま「防風性能」の高さの証明になっているんですね。

耐水圧が「防風性能」の証明になる理由

高機能なアウターウェアの生地は、多くの場合、高密度に織られているか、裏側に特殊なフィルム(ラミネート)が貼られています。これは水(雨)の粒子を通さないためですが、当然、水よりはるかに大きい空気の分子(風)も物理的に通さなくなります。

つまり、「高い耐水圧 = 生地の密度が極めて高い or 隙間がない = 風が通り抜ける隙間もない」ということなんです。

耐水圧の目安を再確認

一般的に、耐水圧10,000mmあれば「大雨や嵐」に耐えられるレベルとされています。20,000mm以上となると、もう「台風」クラスの水圧です。

エックスシェルターの上位モデルは、この台風クラスの水圧にも耐える設計になっているわけですから、いかなる強風も物理的にシャットアウトしてくれると考えて良さそうですね。

ワークマン エックスシェルター 類似品との違いを徹底比較

「防風」と「断熱」の重要な関係性

エックスシェルターは「着る断熱材」なんて呼ばれることもあるみたいです。この「断熱」性能は、「防風」性能があって初めて意味を持ちます。

私たちが「寒い」と感じる大きな原因の一つに、風による「対流(たいりゅう)」があります。せっかく自分の体温で服の中の空気を温めても、冷たい風が服の中に入り込むと、その温かい空気が一瞬で奪い去られてしまうんです。

いくら高性能な「断熱材(中綿など)」が入っていても、冷たい風が服の中に入ってきたら、体温は一気に奪われてしまいます。

デッドエアを「守る」のが防風の役目

防寒着の暖かさのキホンは、「デッドエア(動かない空気の層)」をいかに多く、安定して保持するか、です。ダウンジャケットが暖かいのも、羽毛の間に大量のデッドエアを溜め込むからです。

エックスシェルターのすごいところは、まず「防風性能」で冷たい外気を完全にシャットアウトすること。これにより、衣服と体の間にできたデッドエア層が風でかき乱されるのを防ぎます。

そして、その守られたデッドエア層を、「断熱β(ベータ)」や「エアロゲル」といった高性能な中綿や断熱シートでしっかり保温する。この2段階の仕組みで、高い防寒性を実現しているんですね。

つまり、「防風」は「断熱」性能を最大限に活かすための大前提であり、このシリーズの核になる技術なんだなと理解しました。

気になる「イージス」との違いを比較

ワークマンの防風・防水ウェアといえば、やっぱり「イージス(Aegis)」を思い浮かべますよね。私もバイク用に使っていますが、このエックスシェルターとイージス、何が違うんでしょうか。

イージスは「防水防風のスタンダード」

まず、イージスブランドは、ワークマンの人気を確立したと言っても過言ではない、「防水・防風・防寒」の定番シリーズです。

その原点は、バイク乗りや釣り人といった、特に過酷な雨風にさらされるプロの現場や趣味の世界にあります。「この価格でこの防水・防風性能はありえない」と口コミで広がり、ワークマンが一般層にまで人気を拡大するキッカケを作った、まさに「功労者」的なブランドですね。

高い基本性能と、何より圧倒的なコストパフォーマンスの高さが今でも最大の魅力かなと思います。

エックスシェルターは「次世代のプレミアムライン」

一方、エックスシェルターは、そのイージスの性能をベースにしながら、さらに上の機能性を追求した「次世代・プレミアムライン」という位置づけのようです。

イージスが持つ「防水・防風」性能を土台にしつつ、エックスシェルターは「異次元の透湿性(ムレにくさ)」や「エアロゲルなどの先進的な断熱技術」をプラスしているのが特徴かなと思います。

「寒さも暑さも感じない『無感覚ウェア』」というコンセプトからも、単に暖かいだけでなく、運動時や屋内に入った時の「ムレ」や「暑さ」まで解消しようという強い意志を感じますね。

競合ではなく「融合」と「進化」

ちなみに、「エックスシェルター 断熱イージスプレミアム」という名前の製品もあることからも分かる通り、両者は競合しているわけではないみたいです。

イージスブランドの「プレミアム・テクノロジー」としてエックスシェルターの技術が組み込まれ、既存のイージスをさらに高性能化する役割も担っているんですね。

スペック比較で見る決定的な違い

一番の違いは「透湿性(ムレにくさ)」のスペックにありそうです。防風性能(耐水圧)ももちろん進化していますが、それ以上に注目すべき点かなと思います。

以下は、あくまで一般的な目安としての比較です。

ブランド 耐水圧 (目安) 透湿度 (目安)
標準的なイージス 約 10,000 mm 約 15,000 ~ 20,000 g/m²/24h
X-Shelter (上位モデル) 約 20,000 ~ 30,000 mm 約 50,000 ~ 90,000 g/m²/24h

透湿性がケタ違い!

見ての通り、防風・防水性能(耐水圧)も上がっていますが、それ以上に「透湿性」の数値がケタ違いです。

一般的な高性能レインウェアでも透湿性20,000gあればかなり優秀と言われる中で、50,000gや90,000gという数値は驚異的です。

イージスも十分高性能ですが、エックスシェルターは「防風・防水性能は最高レベルを維持しつつ、ムレは極限まで逃がす」という、相反する機能を高次元で両立させようとしているのが分かりますね。

こうした新技術やコンセプトは、ワークマンの2024年秋冬新製品発表会でも大きく取り上げられており、同社がいかにこのシリーズに力を入れているかが分かります。(出典:FASHIONSNAP「ワークマンが『断熱ウェア』で暖冬対策 初年度は20万着販売へ」

数値に関するご注意

ここでのスペックは、あくまで私が調べた範囲での一般的な目安です。モデルや年度によって性能は異なりますので、購入を検討される際は、必ずワークマン公式サイトや製品タグで最新の正確な数値をご確認ください。

「寒い?」「雨は?」実際の性能をレビューから分析

スペックがすごくても、実際に使ってみてどうなのかが一番重要ですよね。関連するキーワードとして「寒い」や「雨」といったものも見かけました。

防寒性能:「ポカポカ」より「寒くない」

「寒い」という点に関してですが、レビューなどを見ていると、「ポカポカと発熱する感じではない」という意見がありました。

これはヒートテックのような「吸湿発熱素材」ではなく、あくまで「断熱材」として機能している証拠かなと思います。つまり、自分の体温を外に逃さず、冷気を中に入れない(=防風)ことで、「寒くない」状態をキープするのが得意なウェアなんですね。

レイヤリング(重ね着)が前提

エックスシェルターは、それ自体が発熱するわけではないので、基本的には「アウターシェル(一番外側に着る服)」としての役割がメインです。

本当に寒い日は、中にフリースやインナーダウンといった「ミドルレイヤー(中間着)」を着込むことが前提になります。エックスシェルターが風を完全に止めてくれるので、ミドルレイヤーが溜め込んだ暖かい空気を逃さず、最大限に保温効果を発揮できる、というわけです。

バイクでの実用例

常に強風にさらされるバイク乗りの方のレビューで「ヒートテック厚手の長袖シャツで充分暖かい」という声が報告されています。これは、防風性能と断熱性能が極めて高いレベルで両立している強力な実証だと思います。

防水性能:「雨」に弱いモデルがある?

ここが一番の注意点かもしれません。エックスシェルターは高い耐水圧を誇りますが、一部のモデル、特に「超透放湿レインジャケット」などは、豪雨や長時間の雨では浸水する可能性があるようです。

「耐水圧20,000mmもあるのになぜ?」と思いますよね。その理由は、生地本体ではなく、ジッパー部分にあるようです。

なぜ止水ジッパーを採用しなかったのか?

そのモデルは「透湿性(ムレにくさ)」を最優先に設計しているため、フロントジッパーが「止水ジッパー(水の侵入を防ぐ特殊なジッパー)」ではなく、一般的なジッパーにフラップ(雨除けのヒダ)が付く仕様になっているからだとか。

これは製品の欠陥ではなく、「設計トレードオフ」の結果だと推測されます。止水ジッパーは、どうしても生地の柔軟性や通気性をわずかに妨げる(あるいはコストが上がる)ため、豪雨対策よりも「運動時のムレ解消」を最優先した意図的な設計なんじゃないかなと思います。

用途に合わせたモデル選びが重要

このことから、エックスシェルターと一口に言っても、モデルによって得意分野が違うことが分かります。

  • 雨対策を最優先(釣りや豪雨時のバイク、静的なキャンプ)
    → 「断熱イージスプレミアム」など、止水ファスナー採用で防水・防寒に特化したモデルを選ぶべきです。
  • ムレ対策を最優先(登山やランニング、激しい運動)
    → 「超透放湿」モデルが最適です。ただし、雨具としては限界がある(豪雨は苦手)と理解しておく必要があります。

自分の使い方に合ったモデルを選ばないと、「雨に弱い」と感じてしまうかもしれないので、ここは慎重に選びたいポイントです。

サイズ感やレディース展開はどう?

最後に、サイズ感やラインナップについてです。せっかく高性能でも、サイズが合わないと性能半減ですからね。

サイズ感は「少し細身」に注意

モデルにもよるようですが、「断熱βプレミアム」ジャケットなどに関しては、「少し細身のサイズ感」だというレビューが見られました。

これは、街着としてもスッキリ着られるようなシルエットを意識しているのかもしれませんね。

なぜワンサイズ上が推奨されるのか?

前述の通り、エックスシェルターはアウターシェルとしての役割が大きいです。そのため、防寒着として使う場合、中にフリースやインナーダウンなどの「ミドルレイヤー」を着込む(レイヤリングする)ことになります。

ジャストサイズを選んでしまうと、重ね着したときにパツパツになって動きにくいだけでなく、生地が伸びてデッドエアの層が潰れてしまい、保温性がかえって落ちてしまう可能性もあります。

こうした理由から、いつもよりワンサイズ上を選ぶのが良さそうだ、と推奨されているわけですね。

こればかりは体型にもよるので、可能であれば店頭での試着が一番ですね。難しい場合は、中に着込むことを前提に、公式オンラインストアのサイズ表(着丈や胸囲など)をしっかり確認するのがおすすめです。

レディースやパンツのラインナップも充実

エックスシェルターはジャケットだけでなく、ラインナップがすごく豊富なのも特徴です。

「断熱βレディースウォームブルゾン」といったMA-1風デザインの女性用モデルや、「断熱βライトウォームストレッチパンツ」のようなパンツ類、さらにはベストやブランケット、寝袋(シュラフ)まで展開されています。

これは、ジャケットだけでなく、パンツや小物、寝具まで含めた「防風・断熱エコシステム」として展開していこうという戦略の表れかなと思います。ジャケットだけでなく、全身で「防風・断熱」を追求できるのは嬉しいポイントですね。

まとめ:エックスシェルターはこんな人におすすめ

エックスシェルターの防風性能について調べてきましたが、「全モデルが台風レベルの最高水準の防風性能を持つ」ということが分かりました。

その上で、従来のイージスを超える「異次元の透湿性(ムレにくさ)」や「先進的な断熱技術」を付加した、ワークマンの次世代プレミアムラインだと言えそうです。

こんな人に特におすすめ

  • 登山や冬スポーツで、汗冷え(ムレ)を絶対に避けたい人
  • バイク乗りで、高速走行の強風に耐える絶対的な防風・断熱性を求める人
  • 従来の防寒着の「ムレる」感じが苦手だった人
  • 予算をかけてでも「最高のスペック」を求めたい人

ただし、モデルによって「雨」への強さが異なる点(透湿性特化モデルの存在)や、重ね着を前提とした「サイズ感」選び(少し細身のためワンサイズ上推奨)には注意が必要ですね。

この記事の情報は、あくまで私が個人で調べたものです。機能やスペック、サイズ感に関する最終的な判断は、ワークマンの公式サイトや店舗でご確認の上、ご自身の用途に合った一着を見つけてくださいね。